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SendGrid 無料プラン終了後、個人開発のメール送信はどれを選ぶか(2026 年版)

公開: 2026-06-01 · 著者: GRAMSHIFT

Brevo / Resend / Amazon SES — 無料枠と選び方を公式情報で整理(2026 年 6 月時点)

SendGrid 無料プラン終了後、個人開発のメール送信はどれを選ぶか(2026 年版)

個人開発でユーザー登録の確認メールや通知メールを送ろうとすると、ほぼ必ず「メール送信サービスをどれにするか」という問題にぶつかります。長らくその定番だった SendGrid の無料プランが 2025 年に終了しました。この記事では、2026 年 6 月時点で個人開発者が選べる無料・低コストのメール送信サービスを、各社の公式情報をもとに整理します。

まず事実: SendGrid の無料プランは終了した

Twilio SendGrid は、無料の Email API プランと無料の Marketing Campaigns プランの提供終了を告知し、2025 年 5 月に受付を終え、移行期間を経て同年 7 月に無料枠を完全に終了しました。未アップグレードのアカウントは送信が停止されています。現在は 60 日間・1 日 100 通までのトライアルがあり、その後は有料プラン(公式表記で月額 19.95 ドルから)に移行する必要があります。最新の条件は必ず公式の料金ページで確認してください。

「無料枠があるから」という理由で SendGrid を選んでいた個人開発のプロジェクトは、選び直しが必要になった——これが出発点です。

個人開発のメール送信に求める条件

  • 恒久的な無料枠があるか(期間限定だと結局また乗り換えになる)
  • API / SMTP がシンプルか(実装に時間をかけたくない)
  • 到達率(迷惑メール判定されにくいか)
  • スケールしたときの料金(伸びたら課金、の見通しが立つか)

主要な無料・低コスト代替(2026 年 6 月時点)

各社の公式情報にもとづく無料枠の比較です。無料枠は変更されることがあるため、契約前に必ず公式ページで最新値を確認してください。

サービス無料枠(目安)恒久 / 期間限定向いている人
Brevo1 日 300 通(月およそ 9,000 通)恒久まず無料で本番を回したい
Resend月 3,000 通(1 日 100 通まで)恒久コードから素早く組みたい
Amazon SES月 3,000 通相当(最初の 12 か月)期間限定スケール時の単価を重視 / AWS 利用中
Mailtrap月 1,000〜数千通恒久(要確認)テスト送信〜少量運用
MailerSend月 500 通(1 日 100 通)恒久ごく少量の通知のみ

Brevo — 恒久無料枠が最も大きい

1 日 300 通(月およそ 9,000 通)まで無料で API も使えます。今回挙げた中では恒久無料枠が最も大きく、「まず無料で本番運用を始めたい」場合の有力候補です。日本語の管理画面も用意されています。

Resend — 開発者体験を最優先するなら

無料枠は月 3,000 通(1 日 100 通まで)。React Email との連携などモダンな開発者体験を打ち出しており、コードからサッと送信処理を組みたい個人開発と相性が良いサービスです。

Amazon SES — スケール時の単価が最安級

無料枠は最初の 12 か月・月 3,000 通相当(期間限定)です。設定や送信ドメイン認証は AWS の作法が必要で初期の手間はありますが、送信量が増えたときの単価は最安級。すでに AWS を使っているプロジェクトなら自然な選択肢になります。

MailerSend / Mailtrap など

MailerSend の無料枠は月 500 通(1 日 100 通)と控えめです。Mailtrap はテスト送信に強く、少量の本番送信にも使えます。送るのが「登録確認やまれな通知だけ」なら、これらの小さな無料枠でも足りることが多いでしょう。

どう選ぶか(用途別の指針)

  • とにかく無料で本番を回したい → Brevo(恒久無料枠が大きい)
  • コードからサッと組みたい・DX 重視 → Resend
  • 将来の送信量増を見据える / AWS 利用中 → Amazon SES
  • ごく少量の通知だけ → MailerSend / Mailtrap など

注意点 — 「無料枠」は前提にしすぎない

無料枠の通数や条件は各社とも頻繁に変わり、SendGrid のように廃止されることもあります。本番に組み込む前に、(1) 最新の無料枠、(2) 独自ドメイン認証(SPF / DKIM / DMARC)の要否、(3) 到達率の評判、の 3 点は必ず公式情報と一次情報で確認してください。あわせて、送信処理を薄く抽象化(1 か所に閉じ込める)しておくと、今回のような「無料枠終了」が起きても乗り換えが一瞬で済みます。特定の 1 社に密結合させないことが、いちばんの保険です。

※ 本記事は 2026 年 6 月時点で各社公式情報をもとに整理したものです。料金・無料枠は変更される可能性があるため、最終的な判断は各サービスの公式ページでご確認ください。